ビタミンEは、脂溶性の抗酸化ビタミンで、活性酸素等のフリーラジカルによる細胞膜や血管の損傷を防御します。小麦胚芽やナッツ類、植物油脂などに多く含まれます。ビタミンE欠乏症をはじめ、遅発性ジスキネジアおよびジスフラキシアと呼ばれる運動障害、膀胱がんの死亡率低下、アルツハイマー病の記憶力喪失の進行を食い止める、男性不妊症、妊娠高血圧腎症、月経前症候群、パーキンソン病予防、ベータサラセミア、認知症予防、感情肉芽腫（皮膚への塗布）、ブドウ膜炎患者の視力改善、日焼け予防、ハンチントン病の症状緩和、手術後の目の回復、高齢者の身体能力や体力の向上、放射線照射で生じる線維症等に有効性があるとされています。摂取する上での安全性については、健康な人が経口または皮膚に塗布して使用する場合は一般的に安全と考えられています。