ビタミンB₂は、体内で食物からエネルギーを作り出す際に働く水溶性のビタミンです。エネルギー生産に使われる炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関係しています。より具体的には代謝の過程で酸化還元酵素・脱水素酵素の補酵素として補助的にかかわる事で円滑なエネルギー代謝を支えているのです。他にも、皮膚・粘膜を正常に保つ働きを持っていたり、成長の促進に関与していたり、過酸化脂質の分解や他のビタミンの生合成にも関与しています。
様々な働きや効果があるビタミンB₂ですが、それを効率よく摂取するためにも多く含まれている食品を知っておく事が大切ではないでしょうか。ビタミンB₂は肉類や魚類などに多く含まれています。肉類では特にレバーに多く含まれますが、豚や鶏のレバーは取り過ぎによるビタミンA過剰症の心配がありますので、食品で摂るならば牛レバーが良いのではないでしょうか。魚類ではたらこやイクラなど魚卵を使った食品に多く含まれています。他にも、ドジョウやウナギ、ズワイガニや魚肉ソーセージなどに多く含まれています。